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設計料が高いのでは?

設計事務所=高価な建物というイメージがあるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。

限られた予算のなかで、その人に合った、ここち良い空間を創り出すことが設計事務所の仕事です。

設計の専門家が充分な時間をかけて設計をするのですから、完成した建物の仕上がりや満足度をとっても少しも割高ではありません。

また、設計監理料だけで考えるのではなく、実際の総工事費で考えてみるべきでしょう。

たとえ設計監理料を支払ったとしても、その設計事務所がきちんと見積りをチェックすれば、
本当に適正な工事金額で工事をすることができます。

設計監理料を削ったとしても、工事の単価が高かったり、余分な所にかかる金額が大きくなり総工事費が大きくなってしまうこともあります。

住宅業界には、利益率(経費率)にほぼ住み分けが出来ております。

この経費率は全て製造原価からの率です。

大手ハウスメーカーなど     :利益率(経費率)販売価格の35%〜50%
中小のハウスメーカーなど    :利益率(経費率)販売価格の20〜28%
自分で現場に出る大工工務店 :利益率(経費率)販売価格の15%前後

これが住宅業界のおおよその住み分けです。

ハウスメーカーの経費は35%〜50%です。

街の工務店なら15%から25%ぐらいでしょう。

仮に原価が1800万円の家で比較すると以下のようになります。

細目 ハウスメーカーなど 工務店・大工 設計事務所+工務店等
工事原価 1800万円 1800万円 1800万円
施工経費 810万円(45%) 360万円(20%) 270万円(15%)
設計・監理料 サービス(実は会社経費に含まれる、規格品なので安価) サービス(実は会社経費に含まれている) 200万円(約10%)
総金額 2610万円 2160万円 2270万円
建物の特徴 住宅展示場にある家
よくある規格品の家になりがち
デザインがいまいちな家になりがち仕様を勝手に決められていたなど 個性豊かな住まい手に合わせた家
(建築前には細部まで把握出来ている。)
住宅は、その住宅会社ごとに、構造や工法、性能、設備の配管方法、電気の配線方法が違います。

いつも付き合っている協力業者さんに、その住宅会社の施工方法を実行してもらうマネージメントをしているのです。

そして、性能や品質を一定レベル以上に保つように管理するマネージメント料が経費の一部ということになります。

その他にも、宣伝費や、展示場費、組織を維持する人件費なども経費の中に含まれます。

簡単に言うと、その会社が存続するための金額が経費になります。

ハウスメーカーの経費が高いのは「展示場を建てなければならない」「営業マンを雇わなければならない」「分厚いパンフレットを作らなければならない」「TVでCM流さなくちゃならない」という理由があります。

わかりましたか?ハウスメーカーの経費は建築家の設計料など目じゃないぐらい高いんです.

もちろん、建材の仕入れ価格などが違いますので、同じ内容で原価が同じというわけではありません。

大量生産していれば、建材の仕入れは安くなります。

ただ、バブルの頃とは違い、最近は建材仕入れの差は、ごくごく僅かになってきています。

 大工工務店さんでも、衛生機器は定価の50%〜60%くらいでは仕入れていると思います。(衛生機器メーカーによっては、45%前後で入る商品もあります。)これは、大手ハウスメーカーさんと比較しても、大きい差はありません。


設計料だけを考えてみると確かに、建築家はどんな建物の設計にも情熱を傾けますので、ハウスメーカーの設計施工などに比べると、設計料は高くなります。

ですが、住む人の身になって考えることのできる建築家は、高価な材料を良しとするのではなく、住む人の住まい方をよく理解して、住む人にとってベストなものを選び、住む人にとって無駄な所にお金をつぎ込むことのない設計にします。

 その結果、少しばかり設計料は高くなりますが、それ以上に工事費が安くなりますので、結局トータルでは、随分安くなります。

しかも、世界に一つしかない、あなたにぴったりの魅力的な家が出来あがります。

最終的にはどちらのほうが得か考えてみて下さい。
 
TENアーキテクツ一級建築設計事務所  noriaki kubota  
静岡県静岡市清水区蒲原東31番地  TEL:0543-85-7450・FAX:0543-85-7451